ピルで性病予防(性病(STD)と性生活を考える)

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ピルで性病予防


ピルはコンドーム以上の避妊率

ピルは確実な避妊法です。コンドームも、非常に確実な避妊方法であるといえますが、傷がついてしまっていたり、ちゃんと装着されていないと確実とはいえません。また、男性の協力度にも大きく頼る部分があります。

その他にも、安全日を計算してコンドームをつけずにセックスをする場合もあります。だとしても排卵は常に規則正しく起こるというわけではなく、妊娠してしまうケースが多々あります。

以上のようなことを踏まえ、男性に頼ることなく、女性が自らの意思を持って、確実に避妊する方法として、ピルが存在します。欧米などではすでに長年行われてきた避妊方法です。

ピルは、飲み忘れなどをしない限り、ほぼ100%避妊が可能です。

現在では、このピルに優る避妊方法はない、といえるでしょう。

ピルの飲み方

毎日のピルの飲み方は、簡単に言うと、毎日1錠決まった時間に、という飲み方です。

正確には、飲む時間には決まりがないのですが、毎日決まった時間に飲むことで、24時間の決まった周期でホルモンが体内に入るため、薬の効果も安定しますし、飲み忘れの防止にもなります。

また、同じ時間に飲むことで、薬を飲まない休薬期間におこる消退出血が、薬を飲まなくなってから何日後の何時ごろはじまる、といったように毎回同じころに始まります。そうすれば事前にナプキンなどの準備をすることも可能になりますし、とても便利です。

薬をいつ飲むか、ということについては前述したように決まりがありませんので、朝顔を洗った後、など自分でいつ飲むのかを決め、忘れずに毎日飲みましょう。

ピルはコンドーム以上の避妊率

ピルの飲み始めの日については自分で決めることができます。

ひとつは、『デイワン・スタート』といって、月経の第1日目から飲み始める形です。

月経の初日から7日目くらいまでは排卵する可能性が低いため、飲んだその日から避妊効果があります。

この方法がもっとも一般的なピルの飲み始めといえます。

もうひとつの方法は『サンデー・スタート』という月経が始まった次の日曜日から飲み始める形です。

この方法のメリットは、28日周期のピルの周期を計算すると、7日間のお休み期間におこる消退出血が土日の休日に重ならない、という点です。

ただし、この場合飲み始めが月経初日からずれるので、排卵してしまう可能性も高くなり、1週間程度はコンドームでの避妊が必要になります。

また、休日が土日でない場合は、それに合わせて飲み始めの日を決めることもできます。

ピルが飲めない状態


ピルが飲めない場合というものがいくつかあります。もともとの体質や生活環境によってさまざまありますが、以下のような人はピルの服用をしてはいけません。

・静脈血栓症にかかったことがある人…血栓症になる危険性が高いため
・重症の高血圧である人…血圧が160以上になってしまう可能性があるため
・乳がん、子宮がんの人…がんの悪化が考えられるため
・偏頭痛の発作が病的に頻繁に起こる人…脳梗塞になる危険性が高いため
・下肢の手術の直後である人…血栓症は下肢に起こることが多く、危険性が高いため
・授乳中である人…母乳の出が悪くなることがあるため
・35歳以上で、1日20本以上たばこを吸う人…血栓症になる危険性が高いため


使い方を守り、服用が危険とされるものに当てはまる場合には、服用を控えましょう。

◆性病かな?と思ったら、男性性病の上野クリニックなどに相談、診断してもらったり、性病郵送検査キットなどを使って自宅で検査を行うようにしましょう。

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