淋病について(性病(STD)と性生活を考える)

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淋病について

淋病

淋病は性感染症の中でもかなりメジャーな病気です。主に男性の場合は淋病性尿道炎を、女性の場合は子宮頚管炎を引き起こす原因となっています。

男性の淋病性尿道炎は感染から発症までの期間が3日から7日と短く、また自覚症状もあるため性感染症罹患率の推定指標となっています。淋病患者の増加は性感染症全体の感染率があがっていると推定できるためです。

淋病の症状(男性)

男性の場合、尿道から黄色い膿が出たり排尿時、射精時に激しい痛みを伴ったりします。放置すると前立腺炎などを引き起こし、男性不妊症の原因にもなる病気です。

主な感染源は風俗女性からで、さらにオーラルセックスによる感染が多いのが特徴。ファッションヘルスが感染の原因と言われ、なんと60%もの淋病患者がファッションヘルスと関係があるとも言われています。

ちなみに先程紹介したクラミジアは一般女性が感染源になることが多いのが特徴です(もちろん風俗女性が感染源になることもあります)。

淋病の症状(女性)

女性の場合、排尿痛やおりものが増えたりします。子宮頚管炎を起こしますが男性に比べると症状が軽く、初期症状が分かりづらいので注意が必要です。

淋病を放置すると子宮頚管炎が悪化し、子宮内膜炎や骨盤内感染に広がってしまうことがあるのでおかしいと思ったら早めに受診しましょう。

オーラルセックスの広がりにより、淋病性口内炎や咽頭炎を起こすこともあります。淋菌は非常に弱い菌なので体外に出ると数時間で死滅してしまいますが、その代わり感染率は非常に高く、感染者とセックスやオーラルセックスをするとかなりの確率で感染します。さらに一度感染しても免疫が生まれないため再感染する恐れがある厄介な性感染症の一つです。

淋病の症状(女性)

クラミジア同様、尿検査や膿などから検査できます。オーラルセックスでもかなりの確率で感染するのでセックスをするときは最初から最後までコンドームをつけるように心がけましょう。また症状が治まったからといって勝手に服薬を中断したり通院をやめたりしてはいけません。これはどの性病でも同じですが、一時的に症状が治まってもそれは単に菌の数が少なくなったから症状が出なくなっただけかもしれないためです。この場合、菌は死滅したわけではないのでぶり返してしまいます。また菌が薬剤に耐性を持ってしまうこともあり、特に淋菌は耐性を持った菌が多いので適切な治療が大切です。医者から通院しなくていいと言われるまでは必ず通院を続けましょう。

◆性病かな?と思ったら、男性性病の上野クリニックなどに相談、診断してもらったり、性病郵送検査キットなどを使って自宅で検査を行うようにしましょう。

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